大学の授業料無償化の議論は大学・学生の基準を決める議論でもある

大学に通うために奨学金を借りたものの、奨学金が負債として残ってしまう若者が増えてきたことから、大学の授業料無償化が議論されはじめました。しかし、大学の授業料無償化は税金によって行われるわけですから、残す大学と残さない大学の区別をした上で授業料を無償化する必要があると思います。いわゆるFランク大学と呼ばれる大学は高等教育にふさわしいレベルの教育機関ではありませんし、国公立大学であっても研究面で目立った成果が出ていない大学は統廃合される必要があるでしょう。また、授業料無償化で利益を受ける学生に対しても、原則としてセンター入試で50%以上の得点を取った学生だけに入学許可を与えて、その上で無償化するといったハードルの要求が必要でしょう。本来、淘汰されるべき大学や学生を守るための大学授業料無償化になっては、社会にとってよいこととは言えません。大学の授業料無償化の議論は、どんな基準を満たした教育機関や人間が、大学や学生を名乗れるのかといった根本的なことを考える必要があるのです。